させぼ環境アドバイザー等登録制度

させぼエコラボでは、学校や市民等の依頼に応じて、環境講座を自ら企画実施したり、させぼエコラボが提供する環境講座等のお手伝いをしていただける市民の方を登録する制度があります。

本制度に登録いただいた市民等の皆さんには、その活動に応じた報酬等をお支払いすることができます。

報酬等は予算の範囲内でのお支払いとなります。

市民の学びを応援して気づきに導く

環境アドバイザー登録制度には、自ら環境講座を企画し実施される「させぼ環境アドバイザー」と、アドバイザーが実施する環境講座や、させぼエコラボが提供する環境講座等のお手伝いをしていただく「させぼ環境サポーター」の2つのコースがあります。どちらも満18歳以上の方が対象となります。
母国語が日本語以外の方も登録可能ですが、原則として日本語でのやり取りができることが必要です。

環境アドバイザーの対象となる方

  • 環境保全や持続可能な開発目標に関する知識を伝えたり、助言をしたり指導を行うことができる方
  • 市民、行政、学校や事業者を対象とした環境啓発活動を企画し、させぼエコラボの実施する事業に協力できる方

環境サポーターの対象となる方

  • 環境アドバイザーが行う環境講座の補助を行ったり、させぼエコラボが実施する環境講座等に協力できる方

登録をご希望される市民等の方は「お問合せ」より、分類「制度に関すること」を選択、お問い合わせ内容に「環境アドバイザー等登録希望」と記載していただき、お名前とメールアドレスをお送りください。事務局より詳細についてご連絡差し上げます。

させぼ環境アドバイザーの活動対象分野

させぼ環境アドバイザーは次の分野に関して、プログラム実施経験がある方が対象となります。

1.生命

生命の誕生、生物の成長の仕組みを知り、生命がかけがえのないものであることを理解するとともに、動植物を含む自他の生命を尊重する態度を養う。

2. 自然への愛着

自然の偉大さ、すばらしさを知り、畏敬の念をいだくとともに、地域の自然に親しみ、自然を守り育てる活動が実践できる。

3. 生態系・生物多様性

生態系の仕組みから、人類が有形無形の恩恵を受けていることを理解し、日本および世界の生態系の特徴・多様性、またそれらを脅かす要因と保護対策を学び、日常生活の中でできることを考え、実践できる。

4. 水質・大気・地質

大気や水は太陽エネルギーによって地球規模で循環することにより、生命を育む土壌を潤し、人間の生産や生活を支えていることを理解する。人間の生産や生活が水や大気の循環に影響を与える力を持っていることを理解するとともに、水、大気、土壌の適切な利用を考え、日常生活の中で実践できる。

5. 地球温暖化

過度に化石燃料に依存する生産や生活様式等が大気の組成を変え、地球温暖化を引き起こしていることを理解し、温暖化を防止するために、日常生活の中でできることを考え、実践できる。

6. 資源・エネルギー

地下資源、化石燃料が有限であることに気づき、太陽光、風力など自然エネルギーの開発、利用の現状を理解するとともに、資源消費の少ない生活様式を考え、実践できる。

7. 産業

身近な食や国土利用の変化の問題に気づき、農林水産業が食料供給や国土の保全など多様な役割を果たしていること、および、国際的な食料需給のアンバランスが生み出す問題を理解し、身近な生活の中で改善できることを考え、実践できる。鉱工業や流通、通信が環境に与える影響を理解し、環境と調和したあり方を考え、日常生活の中でできることを工夫し実践できる。


8. 消費生活・衣食住

自分たちの日常生活が地域社会や地球環境問題と密接に結びついていることを理解し、環境に配慮した消費生活のあり方を考え、工夫しながら実践できる。

9. 公害・化学物質

日本における公害被害の歴史や、企業・行政・市民の取り組みを理解する。世界各地で起こっている公害の現状を理解する。公害を起こさない産業や生活のあり方を考え、日常生活の中でできることを考え、実践できる。日常生活の中でさまざまな化学物質が使われていることや、使い方を誤ると有害なものが含まれることを理解し、適切な使い方が実践できる。

10. 4R

資源は浪費によって枯渇し、大量のごみとなって環境を悪化させることを理解するとともに、日常生活の中でできる廃棄物の削減、製品の再利用、資源の再生利用を考え、実践できる。

11.健康

環境が心身の健康に与える影響を知るとともに、世界各地で起きている環境問題が健康被害を引き起こしていることを理解し、自分たちにできることを考えることができる。

12.社会参画

伝え合う力を高め、思考力や想像力を養う(国語)とともに、事象を数理的に考察し、表現する能力を高める(算数・数学)。さまざまな立場や価値観があることおよび、互いに他を尊重し、協調することの重要性を理解する。異なる意見の人がコミュニケーションし、合意形成することができる。自分の住む地域とかかわり、産業や文化を継承・発展する活動に参加できる。

13.国際理解(異分野理解)

多様な文化や生活、価値観を持つ人々が地域や地球上に存在することおよび、多様な文化や生活を互いに尊重することが、平和で、豊かな社会をつくることを理解する。自分の生活が、外国の産業、生活と関わっていることを理解し、相互の関係を発展させるための行動を考え、実践できる。