学び

持続可能な発展とは何だろう

私たちがずっと住み続けられる街を創り出していくためには、いったい何から始めたらいいんだろう。そう思う方も多いはずです。

させぼエコラボは、具体的な取り組みを始めるための第一歩として、17の目標を違った視点から眺めてみたいと思います。

世界が目指している3つのこと

経済、社会そして環境の側面から今の世界を眺めると、経済の側面で「富の偏在」は解消されず、いくつかの人間活動は地球の大きさを超える資源を要求しています。人類がその発祥以来「飢餓と闘うため」やってきたことが、実は別の大きな問題を作ってしまい、飢餓は相変わらず解決していません。

させぼエコラボ 持続可能な発展 SDGs

貧困とは何だろう

教育、仕事、食料、医療保健、飲料水、住居、エネルギーなど、もっとも基本的な物を手に入れられない状況が貧困(UNDP)。

させぼエコラボ 持続可能な発展 SDGs

不平等がなぜいけいないのか

不平等が大きくはびこる社会では、自分の利益だけを優先してしまう。みんなが協力し合わない社会になる。これでは地球と共存できない。

させぼエコラボ 持続可能な発展 SDGs

公正が必要なわけとは

すべての人が社会に参加できる仕組みと、すべてとの人たちが尊重される社会は、世代を超えた公正のもとで初めて実現する。

3つの分野

持続可能な社会の実現に向けた
私たちが採るべきバランス

貧困をなくし、不平等を是正し平和で平等な社会を築くため、経済と社会そして環境の側面から目標を作りました。

そしてこれら3つの分野から派生する、さまざまな課題解決に向けた目標をバランスよく実行することがSDGsを推進することです。

させぼエコラボ 持続可能な発展 SDGs 環境

経済や社会の側面

持続可能な社会と経済の調和

経済成長が世界の貧困を打開したのは事実です。経済的に豊かになり、誰もが暮らしやすい社会を目指すことは悪いことではありません。問題はそれを、どう目指すのかということ。

働きがいも経済成長も

包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。

質の高い教育をみんなに

すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し生涯学習の機会を促進する。

すべての人に健康と福祉を

あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。

産業と技術革新の基盤を作ろう

強靭(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。

住み続けられるまちづくりを

包摂的で安全かつ強靭(レジリエント)で持続可能な都市および人間居住を実現する。

ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダー平等を達成し、すべての女性および女児の能力強化を行う、

させぼエコラボ 持続可能な発展 SDGs 環境

環境の側面

環境と経済が調和した社会

社会や経済の視点から、貧困、不平等、紛争から解放された持続可能な社会を作ることはとても大切です。しかしそれだけではだめ。私たちが住んでいる、足元の地球を抜きに考えないように。

安全な水とトイレを世界中に

すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。

エネルギーをみんなにそしてクリーンに

すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。

海の豊かさを守ろう

持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。

つくる責任つかう責任

持続可能な生産消費形態を確保する。

陸の豊かさを守ろう

陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、並びに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する。

気候変動に具体的な対策を

気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる。

させぼエコラボ 持続可能な発展 SDGs 飢餓

人類の根源的課題への挑戦

経済、社会そして環境の調和

これまでの目標で、途上国での栄養状態は劇的に改善されました。また経済発展と農業技術向上で、栄養不良の人の割合は半減しました。しかし近年では、環境破壊や気候変動による干ばつ、破壊的な台風などによって、7億9500万人がいまだに栄養不良状態にあります。600万年前からずっと克服できない、人類の根源的課題それは「飢餓」。

飢餓の克服のため、私たちができる一つの例を眺めながら、持続可能な発展の取組例を見てみることにしましょう。

飢餓をゼロに

包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。

農業従事者の生活

飢餓の克服には、食料の安定供給が重要です。そのためには、農家が生計を立てられるようにしなければいけません。

農業技術の発展と持続可能な農業)

国際的に農業を支援するために持続可能な農業実践のための技術投資を確保しましょう。

だれもが技術にアクセスできる

それらの技術を有効に活用できるようにするため、だれもが平等に技術利用できるようにしましょう。

技術利用のための知識取得

そのためには、技術を理解できるよう、教育を受ける環境も必要です。

気候変動の緩和と適応

農業による環境への影響を減らすと同時に、気候変動にも耐えうる作物の開発にも力を注ぎ、現状に適応していかなければなりません。

相互の理解と協力

経済、社会そして環境が絡み合った複雑な社会課題は、あらゆる人々が手を取り合って、みんなで協力して初めて解決に向けたスタートラインに立つことができます。相互の理解、文化や考え方の違いを超え、民族を超えて、みんなが共通に住まうこの地球を大切にしながら、パートナーとして一緒にこれらの活動に向けて取り組まなければなりません。
SDGsの発想はこのように、「巻き込むことが大切である」と言っているのです。

させぼエコラボ 持続可能な発展 SDGs パートナーシップ