2025年6月5日「渋谷でサステナブル」は放送200回記念となりました。そこで久しぶりのゲストが登場。成城大学法学部3年生大原竹武さん。私と大原さんは2ヶ月前に行きつけのバーで知り合ったばかりですが、とある共通点で意気投合、さっそく出演いただきました。その共通点とは、現在佐世保市内の学生を対象とした「気候変動若者会議させぼ」の主要メンバーの在籍校でもある、佐世保北高校出身であったのです。佐世保のお話だけでなく、なんだか不思議な雰囲気とノリの良さで200回記念放送に出演してもらうことになりました。この番組は私自身のなかで長く続いていることナンバーワンとして、「呼吸の次に長く続いている」と表現したのですが、「小学校は6年いってましたよね?」という大原さんのツッコミもあり、冒頭から楽しい雰囲気でスタートしました。

この番組、2018年に前身の「渋谷エコノ部」としてスタート、2020年に現在の番組名となり、2023年6月29日に100回目を迎えた歴史を紹介、そして本日200回を数えることとなりました。

今回の放送は「世界環境デー:半世紀の環境意識変革と未来への道筋」をテーマにお話しが進みました。国連が定めた6月5日の「世界環境デー」は、1972年のストックホルム会議で「かけがえのない地球」の意識が生まれた日です。日本では、1970年代の公害からレジ袋有料化に至るまで、大きく国民の環境意識が変遷しました。特に若い世代は環境行動を「当たり前」と捉える意識が高いのが特徴で、明らかに時代は変化しているのです。2024年環境白書によれば、個人の行動で年間111万トンのCO2削減が可能でそんなことを実感できるのも若い世代なのかもしれません。というのもAIスマートホームや食品ロス削減アプリなどがその具体例で、まさにスマホ世代の当たり前が実現してくれるからです。また、2024年の日本企業の環境投資額は12兆円と過去最高を記録し、若者の高い意識が企業行動にも影響を与えていると分析しました。

サステナブルという言葉を使いながら、この番組が進めてきた内容について触れながら、「サステナフル渋谷」で扱うテーマには「持続可能性」が根底にあります。環境だけでなく、あらゆるテーマを対象とする点が特徴なんですが、それでも私の専門である環境やリサイクルの話題たこれまでは中心でした。こんな話の中でゲストの大原さんが、オーストラリアの砂漠化や東京の猛暑から感じた気候変動への危機感は、SDGsの「気候変動に具体的な対策を(SDG 13)」に直結します。特にSDGsを意識していなくても、今では多くの人たちの頭にSDGsのタイルが自然とはめ込まれている、そんな感じがしました。AIスマートホーム技術や食品ロス削減アプリ、公共交通機関の利用推進は、「持続可能な都市とコミュニティ(SDG 11)」「つくる責任 つかう責任(SDG 12)」といった目標に貢献する具体例です。日本企業の環境投資額が過去最高という事実は、「産業と技術革新の基盤(SDG 9)」や「パートナーシップで目標を達成しよう(SDG 17)」といったSDGsの目標と合致します。

200回放送を通じて

このようにSDGsは単独で考えるのではなく、いろいろな事象が複雑に絡まりあいながら、私たちの未来を何とかしなさいと課題を突き付けてきてる、そんな風に考えることができます。このような問題に対するアプローチをネクサスアプローチといいますが、一つ一つ紐解きながら総合的に考える視座というのが、これから私たち人類が具備するべき資質であるし、そのためにこの番組がちょっとでも貢献出来たらいいな、そんな風に思います。次の300回記念もぜひ到達したい目標ですので、今後ともどうぞごひいきのほどよろしくお願いいたします。