2025年7月17日の放送では、久しぶりに峯村さんがミキサー担当でした。放送では話さなかったんですが、いつもの諸橋さんは電車遅れで間に合わずということが急遽変わった理由でした。長引く梅雨のような気候と蒸し暑い夏の中、今日の渋谷の空は晴れ渡っていて、これぞ夏という雰囲気でした。梅雨はどうやら明日あたりから開けるとのことで、連休は熱中症に注意とのことでした。東京水道局のデータでは一人あたり一日約220リットル使用していることを紹介。また、夏場の水分補給においては、水の過剰摂取に注意し、電解質を補給することの重要性も伝えました。

環境テーマは「夏の水危機:持続可能な水資源の管理と節水の知恵」でした。1977年のマル・デル・プラタで開催された国連初の水会議で「水は基本的人権」と国際的に認知されたことからスタート、1987年「環境と開発に関する世界委員会」では重要な報告書が提出され、「持続可能な開発」概念と共に水問題が地球規模課題として明確化しました。1992年のダブリンで開催された国際水と環境会議では「水は有限で脆弱な資源」「経済財である」など、統合的水資源管理の4原則が提唱されました。日本でも、1990年代には「多自然型川づくり」が提唱され、1994年の長良川加工堰反対運動をきっかけに、川づくりが治水だけでなく生態系との調和を重視する方向に変化したことを説明しました。現代の技術革新として、世界で市場拡大が進む雨水利用促進、クボタによる革新的なRO膜海水淡水化技術、そして電気も生成する浸透圧発電といった技術の進化が紹介され、「スマートウォーターマネジメント」の実現に期待が寄せられていることを伝えました。

SDGsテーマは「みんなでつなぐ!世界の水と衛生の輪」。SDGs目標6「安全な水とトイレを世界中に」に焦点を当てました。過去のMDGs(ミレニアム開発目標)では水供給の改善が進んだ一方、衛生施設、特にトイレの普及が遅れたことが指摘されました。WHOの統計では、2000年初頭に水関連感染症による下痢性疾患で年間200万人が死亡し、その8割が5歳未満の子供だったと述べられています。現在、世界で約36億人が安全な衛生施設を利用できず、約4億9400万人が屋外排泄を行っているという深刻な現状と、都市と農村部の格差拡大を指摘しました。さらに、気候変動により水関連災害で年間2200万人が家を失っている現実も紹介。このような状況に対し、日本はJICAを通じて水・衛生分野で90年代から累計約58億ドルと世界最大のODAを提供し、アジア・アフリカ地域で8000万人に安全な水を提供してきたと説明しました。番組の最後には、水が「基本的人権であり共有財産」という認識を持ち、節水や水資源保護に取り組む個人の意識が重要であると締めくくりました。