2025年8月14日の放送では、お盆時期の話題から番組がスタート。お盆期間中、道は空くもののスーパーの商品が少ないなど、都市部でも普段と異なる状況が起きていました。大学生の20代ミキサーからは、夏休みに入り旅行に出かける友人が多いそうです。そこで番組では、この時期に多くの人が関心を持つ「旅行」をテーマに、単なる観光だけでなく旅行先の環境や地域住民に配慮する「サステナブルツーリズム」に焦点を当て、観光客による環境破壊やごみ問題、地域住民の生活への影響が深刻化している現状についてのお話となりました。

環境テーマ

 テーマは「夏休みのエコ旅行と環境配慮型観光」。「大量消費型観光(マスツーリズム)」から「持続可能な観光」への転換について解説しました。1970年代には農村地域の持続可能な発展と都市農村交流を目的とした「グリーンツーリズム」が、ヨーロッパを中心に農家民泊と共に広がり、1980年代には自然保護の資金調達機能を持つ「エコツーリズム」が提唱されました。

 これらの「オルタナティブツーリズム」の流れを経て、より包括的な「サステナブルツーリズム」へと発展。現代では、CO2排出量を相殺する「カーボンニュートラル旅行」や、環境を以前より良い状態にする「リージェネラティブツーリズム」といった概念も注目されており、私たち旅行者の意識変革が重要であると伝えました。とにかくヨコモジが多くてわかりにくい、と思われた方もいるかも。

SDGsテーマ

 テーマは「みんなで支える地域経済!持続可能な観光で雇用創出」。SDGs目標8「働きがいも経済成長も」と観光業の関連性を扱いました。観光業は地域経済の活性化、雇用創出、文化継承に貢献する一方、訪問者の集中による「オーバーツーリズム(観光公害)」が問題視されています。これは特定地域の住民生活や自然環境、訪問者の体験品質に負の影響を及ぼし、交通混雑、ごみ問題、プライバシー侵害などを引き起こします。これに対して、現在行われている対策もあります。沖縄の西表島での入場者数制限、群馬県桐生市のファッションによる地域活性化、岐阜の白川郷での持続可能な取り組みなど、時代は進んでいるということを伝えました。

 ちなみに、世界の観光業が私たち人類が排出するCO2排出量の約8%を占めるそうです。みなさん、旅行でも気を抜けませんよ。