2025年8月28日の放送では、普段の20代ミキサーはお休み、急遽「リクさん」がお手伝いしてくれました。リクさんは普段、渋谷のラジオ水曜日と金曜日の「商店街の部」を担当されている方ですので、こういう急なフリにも対応していただけるとのことで、とても心強かったです。

 前回のゲストのお話からスタート、渋谷区立中幡小学校4年生の双子「新川ツインズ」がゲストで、私が講師を務める「こどもエコ祭り」の常連さんとしてご紹介しました。前回この祭りについてちゃんと説明していなかったので改めてご紹介しました。

 この祭りは、子供たちがエコについて遊びながら学び、環境や科学への興味関心を深める場として、渋谷区背少年対策笹塚地区委員が主催のイベントです。これまで毎年笹塚中学校を会場として、小学校1年生から6年生を対象に、エコについて学んだり工作をしたりゲームをする内容です。私はこの祭りの講師として読んでいただいています。

 さて8月28日は8月最後の放送そして夏休みも終わりに近づいている日でした。東京では記録的な猛暑日が続き、ちょうど2年前にも同じような状態だったことを伝えました、当時は地球温暖化の時代が終わり「地球沸騰の時代」に突入したといわれたほどでしたが、現在はさらに進んでしまっているようです。この危機的状況は、防災対策を見直す機会ともいえます。そこで今日の放送では、環境に配慮し災害に強い社会を作る「サステナブルな防災」という新しい考え方について掘り下げていくことにしました。

環境テーマ

 テーマは「防災月間と気候変動:サステナブルな防災対策」でした。例えば、災害時に持ち出す非常食、普段からよく食べるレトルト食品を非常食としてストックしておき、消費期限が来たらそれを食べてしまう。そして補充を繰り返していくと、避難所でも普段食べている食材を持ち出すことができるし、期限が来ても捨てないで済むわけです。このような方法をローリングストックといいます。また太陽光パネルと蓄電池を用いた再生可能エネルギーの自家消費システムを使うと、停電時も日常に近い生活を維持できます。このように、普段の生活と同じような状況を、災害時にも実現できるような仕組みがあることをぜひ覚えておいてください。

 一方まちづくりの分野では、これまでのコンクリートに頼った防災対策ではなく、森や公園、街路樹など自然の力を利用する「グリーンインフラ」が進んでいることを紹介しました。

 例えば、ドイツの「スポンジシティ構想」やイギリスの「持続可能な排水システム(SuDS)」**といった事例が挙げられ、自然の水循環を活用した都市づくりがヒートアイランド現象緩和や生物多様性向上に貢献すると説明されました。

SDGsテーマ

後半テーマは「災害に強いインフラと環境技術イノベーション」、SDGs目標9に関連。阪神淡路大震災で防災意識が高まり、川辺川ダムや多摩ニュータウン開発の事例から、環境配慮と住民参加の重要性が認識されました。現代ではAI、ドローン、IoTセンサーなど先端技術が防災に導入。政府は2025年までに70以上の自治体でグリーンインフラ事業化を目指す目標を掲げ、千葉県での学校・公民館への太陽光パネルと蓄電池設置事例が紹介され、環境技術と防災対策を一体で進める重要性が強調されました。番組は、個人の防災意識と地域の共助が、災害に強い社会を築く鍵だと結びました。